管理部 品質保証課 

宇都宮工場 Hさん 2014年入社

―品質異常を防ぐ最後の砦として、基本に忠実に、丁寧・確実に検査に向き合う―

業務の内容を教えてください。

主に原料の受入試験、製品の検査業務に携わっています。
具体的には原料・製品のHPLC等の分析装置を使用した機器分析や物理性試験を実施しています。
また、宇都宮工場は医薬品も生産しているので、日本薬局方に則った検査も行っています。

仕事のやりがい、醍醐味は何ですか?

工場では同時に複数の製品を生産しているため、1日に検査する製品も複数あります。
それらの検査を、いかに効率よく迅速に完了していくか優先順位を組み立て、計画通り完了したときには達成感を感じます。
また、製品の些細な違和感から不良を発見したときは不適合品を未然に食い止めることができたことに安堵します。
品質保証課は品質異常における最後の砦です。非常に責任が大きく、プレッシャーもありますが、だからこそやりがいのある仕事です。

仕事上、大切にしていることは何ですか?

品質保証課の仕事は信頼第一です。分析結果が正確でなければ、生産現場に余計な負担をかけてしまいますし、不適合品が市場に出回るリスクもあります。
そのため、試験は基本に忠実に、丁寧・確実に実施することを徹底しています。
また、人はミスをする生き物なので、自分を過信せず、確認作業の徹底を心掛けています。

自分が成長できたと思えたことは?

私は入社以来ずっと品質保証課に所属していますが、船岡工場から宇都宮工場への転勤を経験しています。
MCLMの5工場はそれぞれ生産品目が異なり、品質保証課に求められる業務も異なります。
特に宇都宮工場は医薬品の生産をしており、特殊な分析も多いので、勉強の日々です。
各工場にそれぞれの風土があり、それを吸収し活用することはスキル向上に大いに役立ちました。
転勤は職場環境も住環境もガラリと変わり、はじめは慣れるのが大変でしたが、自身の成長につながる良いきっかけとなりました。

学生・生徒の皆さんにひとことお願いします!

就職活動にあたって、自分に何が向いているのか、というのは自分自身でも中々わかりづらく、残念ながらやりたいことと一致しないこともあります。
だからこそ、まずは勇気を出して様々なことに挑戦してみてください。やむをえずでも、とりあえずでも良いと思います。
その結果、得意不得意を実感したり、思いもよらない自分を発見することがあれば、きっとこれからの可能性を広げる手助けになるはずです。

1日のスケジュール(例)

8:25
ラジオ体操

8:40
朝ミーティング
朝一番に課員それぞれの業務内容を共有します。

9:00
分析準備・原料試験
工場に入荷した使用予定の原料の受入試験を行います。

12:10
昼食

13:00
教育
後輩に分析の教育など、業務の指導を行います。

15:00
製品検査
製造現場からきた製品を分析します。

16:00
デスクワーク
試験結果の報告や備品の発注、分析資料の作成などを行います。

17:15
試験室の片付け後、退社