エムシークロップ＆ライフ化成株式会社は、三井化学クロップ＆ライフソリューション株式会社の子会社として、三井化学グループの農業化学品事業を担い、「食の安全と信頼性」・「生活の質の向上」という２つの視点から、社会に貢献している会社です。
当社は、農薬の製造会社として1951年栃木県大田原市に那須物産開発㈱として創業し、1961年に現在本社のある宇都宮市に移転して宇都宮化成工業㈱となりました。

2005年には鳥栖工場が加わり、さらに2012年には、当時の三井化学アグロ㈱の2工場（船岡工場･新城工場）も加えて宇都宮化成工業㈱の事業を拡大し、三井化学㈱グループの農業化学品の製造会社として新たな歴史を刻み始めました。その後、2023年4月にMMアグロケミカル岩手工場（現北上工場）を吸収合併して、エムシークロップ＆ライフ化成株式会社として生まれ変わりました。

当社は、1951年の創業から70年以上にわたり、農薬・肥料の製造、非農薬用殺虫剤（一般化学品としての殺虫剤）、医薬品（防疫剤）、動物薬等の製造を通じて、農業の維持・発展の一役を担って参りました。また、当社工場では、ジャンボ剤、粒剤、粉剤、ドライフロアブル剤、液剤といった、様々な製剤に対応できる生産ラインを有しています。農薬製剤の製品では、国内シェアナンバー１の水稲用(本田処理)殺虫剤をはじめ、市場ニーズに即した多様なラインナップを揃えています。 農薬等の製造においては、お客様の様々な要求に対応できる生産技術が必要であり、これからの未来における様々な変化に対しても、継続性をもって着実に対応していきます。そうした実績がお客様の信頼となり、これからもお客様に安心・安全にご使用いただける製品・品質の提供につながっていくと考えています。
農薬の有効成分である農薬原体の製造では、新しく加えた北上工場にて、世界初の抵抗性誘導型殺菌剤であるプロベナゾール、環境影響に配慮した殺虫剤フルピリミンの製造に着手し、更なる躍進に向けて一歩を踏み出しました。 この新たに得た生産ラインと生産技術力を強化し、親会社である三井化学クロップ＆ライフソリューション株式会社で継続的に創製される、未来の農薬原体の生産にタイムリーに対応することで、さらなる農業の発展に貢献していく所存です。

　当社は、これからも三井化学グループの「誠実な行動」「人と社会を大切に」「夢のあるものづくり」を行動指針とし、製品・品質を通じて社会のサスティナブルな食と生活に貢献する、環境に調和した企業を目指して邁進し続けます。
　また、私の経営理念として「将来への夢を見よう！」をスローガンに、
1.　安全はすべてに優先する
2.　顧客満足の品質を提供する

3.　基本事項を順守する（当たり前のことを地道にやる）
4.　私たちから始める（新しいことへの挑戦：新製品・高度化技術など）
を基本として、社内外を問わず当社を支えてくれる皆さんから「信頼」を頂くことを常に考えながら社員と共に取り組み、育んでいきたいと思います。